コロー 光と追憶の変奏曲
2008-07-28


上野の西洋美術館にコロー展を見に行ってきました。ルーブルにもだいぶコローがあるそうですが、他にも有名な作品があるので残念ながら埋もれがちのようです。東京でこれだけまとまってコローの作品が見られるのは楽しみとさっそく行ってきました。

知名度がそれほどでもないせいでしょうか。中はそんなに混雑していませんでした。ゆっくり見るには好都合です。

「モルトフォンテーヌの想い出」や「真珠の女」、「青い服の婦人」が有名な見所ですが、ヴィル・ダヴレーの一連の絵、「ヴィル・ダヴレー−水門のそばの釣り人」や思い出(スヴニール)の作品群はどれも魅力的で、絵の中の想像の世界に入りこんでしまいそうです。

綺麗で柔らかなトーン、空気感の描写。どれも引き込まれそうです。

個人的には有名すぎる印象派などはあまり好みではないのですが、コローは印象派にも影響を与えているそうで、彼の画風の後継者がいなかったのが不思議なぐらいです。

最近の西洋美術館の展示の中では、一番良かったように思います。
8月末までやっているようなので、おすすめです(^^

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